運動の誤解を解消して健康的なダイエットを!

健康的に痩せる大原則は「毎日運動する」、そして「毎日しっかりと睡眠をとる」ことです。
これだけで「無理だなぁ…」とダイエットを断念してしまう看護師の人も居るでしょう。日頃へとへとで帰ることもある、夜勤で生活リズムが狂うこともあるのに、そんな健康的な生活は出来ない、敷居が高く感じてしまうかもしれません。

しかし、それは「運動」へのハードルを高く見積もり過ぎている可能性があります。平成頃の一般論だった「運動は20分以上続けないと意味が無い」という発言ですが、これは近年では否定されています。厳密には、この話は元々「20分以上の運動で脂肪がエネルギーとして使われやすくなる=脂肪燃焼になる」という話が元になっています。

しかし、あくまで「使われやすくなる」というだけで、実際には運動の直後からある程度、脂肪はエネルギーとして使用されています。運動の時間が長くなるだけ、脂肪燃焼の比率は上がっていきますが、「20分続けないと脂肪燃焼されない」はれっきとした嘘、誇張表現なのです。毎日5分、10分程度の体操・運動なら、運動の事始めとしては十分ではないでしょうか。

逆に、最初から「〇km走る」「〇回×〇セットのスクワットする」などのハードワークはおすすめできません。特に体重が重い人は、まずはある程度体重を減らしてからスクワットやランニングにしないと、膝への負荷が高まり過ぎて怪我をする可能性が高いのです。徒歩移動を増やす、スクワットのセット数は少数から始めるなど工夫が必要です。